各自、熱く受け止めたらしい。では、もう一度、彼に登場してもらおう。
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<野茂英雄(元・プロ野球)投手の言葉>
「若いうちは、無駄が栄養だ」
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なにごとも、挑戦し続けていると、必ず、自分の“勝ちの番”が、回ってくる。諦めないことだ。
では、昨日の解答を示します。
【解答】民法No.24
相殺と同時履行の抗弁
第1.結論
相殺することは、できない。
第2.理由
本肢では、代金債権と貸金債権は、金銭債権として同種である(505条1項)。
しかし、両債権は、同一の契約から発生した債権ではない。また、本肢の場面において相殺を許すと、BのAに対する同時履行の抗弁権が奪われてしまい、Bは、Aから美術品の引渡債務の現実の履行を確保することができない。
したがって、AのBに対する相殺を認めるべきではない。
【注】
「両債権は、同一の契約から発生した債権ではない」という箇所がポイントになる。典型的なケースとして、請負契約の場面(瑕疵担保請求権としての損害賠償請求権と代金請求権の相殺)がある。併せて、検討しておこう。
<民法の道標No.11>
短答式試験過去問の勉強
短答式試験の勉強では、理解することを中心に、肢を一つ一つ丁寧に検討することが大切となる。
比較的時間のあるこの時期に短答式試験の勉強をする際は、ぜひ一つ一つ丁寧に検討することをお薦めしたい。
理解の仕方については、様々な方法がある。短答ゼミを通じて、自分の理解を他人にわかりやすく説明することができるかどうかを通じて理解を深めたり、理解について不足したりしている部分を補強する方法もある。他方で、論文式試験で出題されたらどう書くかを考える方法により理解を深めていくもある。
短答式試験の勉強では、とかく問題数をこなす勉強のみに終始しがちであるが、比較的時間のあるこの時期に問題演習のみに終始してしまうのはもったいない。ぜひ「どういう方法が自分にとって、実践的か」を考えながら、短答式試験の勉強に取り組んでほしい。
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Q:予備試験を目指している夫が、夜遅くに仕事から帰ってきて、深夜遅くまで勉強しています。朝も早いし、睡眠時間が4時間ほどしかとれていません。「一家の大黒柱に何かあったら」と思うと不安です。ただ、頑張っている姿を見ると「休んで」とも気軽には言えません。どうしたらよいでしょうか(福岡県、合格ネーム・DKさんの妻)。
A:頑張っている姿をみていると、なかなか言いづらくなるのは分かります。ただ、合格には体が健康でなければ達成できません。深夜までの勉強をやめて、出勤する前に3時間ぐらい勉強するようにしてみてください。睡眠時間は、できれば7時間ぐらい確保できた方が良いでしょう。
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