わしは、Aさんに詳しく話を聞いてみた。
（1）資格の有無をあれこれする匂いがない。弁護士がどうだ、公認会計士がどうした、などと口にすることがない。資格試験の受験指導が仕事なのに、資格を持っている、持っていないを、ほとんど問題にしない。
（2）学歴を云々する匂いがない。社会に出たら、評価基準は仕事の量、質や内容に移るのだから、これはまあ当然のこととして・・（3）家庭の匂いがない。結婚しているのか、子供がいるのか、よく分からない。
（4）体の匂いがない。ジャンクな匂い、不潔な匂い、加齢臭がしない。
（5）人種差別や偏見の匂いがない。アフリカの人とも、すぐに会話をしそう。国籍だけではなく、年齢や性別もあまり気にしていないように見受けられる。以上5点。わしは、匂わないそうです。そこで、わしは、Aさんに尋ねてみた。「それは、いいことなのか？」。彼の答えは、「面白い」。「では、あなたもそれを目指すのか？」。「それは分かりません（笑）」。褒められているのかどうかは分からないが、面白く感じてもらっているなら、「まあ、いいか」という感じです。ただ、（4）体の匂いがしない。これは、わしにとってありがたい。
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