総論

後世に名を残す

予備試験は難しいが、予備試験の合格は、やさしい! 明日、2014年6月22日(日)17時30分から、約120分。「“やさしい予備試験”に、合格する方法」ライブ(通学/ネット電話)を、やる。1回完結で。“スコーン”と爆演する。
▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! わしは、詩人・金子みすゞの詩を、たまに読むことがある。そこには、描く世界の壮大さがある。女性詩人としては、珍しく、大胆な表現が多い。
▼ある日、「スクール東京」の研究員のA君(26歳)に、書棚を片付けてもらっていたら、偶然「みすゞ」という小説を見つけ出した。その本は、わしの知り合いで、彼女の人生を描いた映画・脚本家が、書いたものである。A君は、「成川先生といえば、受験ノウハウや、憲法学というイメージがとても強いです。だから、金子みすゞの本を見つけたのは、とても意外でした!」と言う。A君は、金子みすゞが好きで、ときどき、気分転換に、詩集を読むらしい。
わしは、勉強の合間だったA君に、その脚本家を紹介した。以下(1~6)は、彼が書いた感想文である。
1.特に好きな詩
「鯨法会(くじらほうえ)
鯨法会は春のくれ、
海に飛魚採れるころ。
 浜のお寺で鳴る鐘が、
ゆれて水面をわたるとき、
 村の漁夫が羽織着て、
浜のお寺へいそぐとき、
 沖で鯨の子がひとり、
その鳴る鐘をききながら、
 死んだ父さま、母さまを、
こいし、こいしと泣いています。
 海のおもてを、鐘の音は、
海のどこまで、ひびくやら」。
2.作品の特徴
彼女の詩は、一言で言うと、スケールが大きい。詩の中には、彼女の姿は見えない。何を思ったか、ということも現れない。懐の広さがある。女性にそういうものを書かれると、男性は、立つ瀬がない。しかも、お金を儲けるために書いているわけではない。ただ、詩作の後半になると、論理の展開、メッセージ性が出て、作風が変わる。しだいに、昔のようには書けなくなっていった、そういう変化が読み取れる。だから、彼女の作品には、一種の“危うさ”がある。
3.自殺について
(1)資料
彼女は、26歳の若さで自殺をしている。資料は、矢崎節夫という詩人が集めたものがほぼ全てである。しかし、自殺の動機や、様子に関しては資料がほとんどなく、推測の域を出ない。
(2)動機
 ア.消極的な事由
   自殺の当時、3歳になる娘がいた。また、嫁いだ先は本屋で、生活に困るわけでもなく、安定していた。可愛い盛りの娘を残して死ぬのは不自然であり、よほどのことがあったのだろう。
   ※当時、彼女は夫との離婚問題を抱えていた。彼女の才能があれば、教師の道で自立するという方法だってあったはずである(ただ、彼女は「学校の職員室の雰囲気が、嫌い」と、教育には興味がないという趣旨の発言も、残している)。
 イ.積極的な事由
   ① 彼女の夫から、淋病(性病の一種)を移されたこと。
  動機に影響したかというと、よくは分からない。ただ、よほどこたえた事情であったことは、推測できる。
   ② 結婚生活に嫌気がさしたこと。
  当時は大正時代で、女性が結婚すると、“家の物”という扱いだった。彼女は、自由な意志の性格だったから、将来、死ぬまで家に従うということに、希望が無くなったかもしれない。
   ③ 26歳という年齢のこと。
  大正時代の平均年齢は、50歳に届かない。26歳という年齢は、今でいうと40歳を超えているという感覚だった。結婚と出産をして、人生は終わりに近づいたと、考えたのかもしれない。
   ④ 精神が過敏であったこと
  彼女の作品は、生物・無生物問わず、そのものになりきって謡うものが多い。それだけ、想像力と観察力が鋭いということである。逆に言うと、現実に起こるどんな些細なことでも、精神に大きな負担になっていったのかもしれない。
  ※芥川龍之介も、神経が過敏であった?
彼は、みすゞと同じように若くして(35歳)で、自殺(服毒による)した著名な文学者である。ある日、隣家の農夫が、「さっき、子どもを間引いた」と彼%8

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