今週も、日曜日が来た!それでは、“厳選プロフェッショナルな勉強法” No.15をどうぞ!
「受験=合格」と思っているから、勉強を始める。「受験=不合格」なら、試験に挑戦しない。でも、それだけで、いいの?。
<×:スべる人>
(1)「受かりたい」ことだけが、いつも頭にこびりつく。その気持ちの度が過ぎて、合格へのプロセスである、毎日の勉強が雑になる。
(2)難問にぶち当たっても、とりあえず暗記・暗記で乗り切ろうとする。
(3)「問題や論点の本質の理解や勉強ノウハウの習得など、とうでもよい」。「もちろん、合格後のものの考え方や実社会での素養を身に付けるなど、関係ない」。
(4)ただ、ただ、「合格したい」と安直に考える。
<〇:受かる人>
(1)「試験に受かるのは、簡単である」「基本を理解し、過去問が解ければいいから」と達感する。
(2)「受験=合格」。受かるために受験するのだから、受かるのは、自明の事柄・当たり前と、悟る。したがって、「合格を問題にしては、いけない」と自戒する。
(3)問題は、そのプロセスにある。理解中心の勉強をして、実のある時間を過ごす。単に暗記して合格しても、その後の人生にあまり、役に立たない。苦しい受験の過程から、次のことを、学ぶ。
ⅰ問題・論点の本質は、何か。
ⅱなぜ、こんなことが、問題になるのか。
ⅲどうすれば、無駄のない合格ノウハウが習得できるか。
ⅳその際、論理力の鍛え方や、社会通念(常識)の活用を、どうすべきか。
ⅴ今、勉強していることは、実社会でどのように役に立つのか。
<合格ポイント>
(1)このシリーズでは、合格することを前提に話を進めている。つまり、「合格するか、不合格か」といった“幼稚なこと”は問題にしていない。合格するのは当然、と私は考えている。読者の皆さんにも、そう考えてもらいたい。本当の問題は、受かり方にあるのだ。
(2)一口に合格といっても、「使える合格」と「使えない合格」がある。「使える合格」とは、理解を中心にした勉強で受かることである。分からないことがあっても逃げないで、自分の頭で考え抜く。試験勉強を通じて、物事の道理を見極め、バランス感覚を身に付ける。極端に言えば、そのために、1年くらい合格が遅くなっても構わない。
(3)一方、「使えない合格」とは、暗記を中心にした勉強で受かることである。分からないことがあったらすぐに考えることを放棄して、予備校などが提供する参考答案や予想問題だけを丸覚えしてしまう。それでも、まぐれで受かることはある。
(4)なぜ、暗記中心の勉強がダメなのか。理由は、簡単。合格後、社会に出て、あるいは転職や昇進して実務についた場合、自分の頭で考える癖がついていないから、仕事にならないのである。実務では、暗記すべき答えなどない。暗記すべきことは、たかが知れている。必要なら、資料を調べれば済む。合格の先にある仕事での成功を望んでいる人は、受かり方にもこだわってもらいたい。理解こそ勉強の王道である。付け焼刃や手抜きでは、「使える合格」はできない。
(5)それに「受かりさえすれば、いい」「暗記・暗記で合格しよう」という“安直人間”が、この国にまん延したら、どうなるか。したたかで強引な国々に、対応できるだろうか。人々の安全・安心・自由を確保し、国際社会において確固たる地位を占める国造り。そのために、このシリーズの読者には、ぜひ、「心ある力を備えた理解型(考える)人間に、なってもらいたい」。だから、今、「受かり方が、問題なのである」。
<裏技>
(1)暗記型で早く受かっても、社会では、まず“小物”で終わる。私は、この種の“小物”を、嫌というほど見てきた。理解型で合理的期間に合格すれば、社会で“大きな人間”に、なれる。
(2)“価値ある人間”になるためには、1年くらい遅れて合格してもよい。
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