司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 論文作成で成功し、合格するためには、基本論点の理解(A)と、読解力・答案作成力の充実(B)を果たせばよい。
(A)は、車でいえば後輪であり、(B)は、前輪である。車を走行させるには、どちらも(両輪とも)必須の要素である。
この時期になって、目につくのは焦って、(B)ばかりに力を注ぐ者が多いということである。本試験までに日数がないから、急ぐ気持ちは分からなくはない。しかし、基本論点をないがしろにし、いくら答案作成をトライしても、進歩はない。車は、動かない。土砂の上に、建物をたてるようなものである。
目先ばかり焦っても実力はつかず、5月には不合格になる。こういう者ほど、5月の本試験後、パッパラパーである。基本論点の理解という基礎勉強を、ほったらかしにして遊んでしまう。それも合格発表日(この者たちにとっては、不合格発表日)まで。ひどいときは、年内いっぱいまでだから、何年、何回受けても合格しない。後輪はないから、車は動かない。土砂の上に、建物はたたない。こういうパッパラパー君やパッパラパーさんが司法試験では、50%。予備試験では、60%いる。
(A)と(B)の両方が必要であると、本気で気づいた人で、(A)ができていない場合は、どうするか。今からでも遅くない。体系別・短答過去問集を1問1問、1肢1肢ずつ、愚直に理解・暗記していくことである。「短答」は、3~5行の論文問題である。出題の本質を掴めば法的思考は、身につく。その能力は、論文にも活用できる。まさに、「短答を、論文的に解く」のである。「そんなことをしていては、本番には間に合わないではないか」と反論されるかもしれない。しかし、それしか方法はない。コツコツ、短答過去問集をこなしていく。その途中で、“合格の神様”が気に入ってくれれば、ラッキー合格させてくれる。力不足とみなせば、不合格になる。ただし、今年、不合格になっても、来年は必ず受かるのである。
受験勉強が遅れている人は、是非、今日述べた方法をとってもらいたい。ただし、今年3振しそうな人は、わしのところに相談してください。“特効薬”を示すので・・・。
司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 君は、今の情報で最善の方法をとってもらいたい。決して、無責任な人や組織のいいなりにならないように。自分の頭で考えてほしい。「地球に止まるか、アンドロメダに行くかは、君の心次第である」。
なお、本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
さあ、今日も「ビシッ」とシャープに行こう。いくぞ! やるぞ! 「絶対合格だ」───。
【成川先生の合格語録】
「地球に止まるか、アンドロメダに行くかは、君次第」
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