司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 人間というものは、一日のうちで、本当に生産的な頭を使えるのは、たかだか5時間ぐらいである。その後にやってくる時間では、生産力は、かなり落ちる。
そのため、受験生は朝のうちに、難しい問題や複雑な論点にトライすべきである。ルーティン(日常のことがら)や、易しいことに、大切な早朝の時間を当てるべきでない。
重要性の高い5時間が終わってから、軽い問題や論点を消化する。ところが、通常の場合、問題や論点の難易度を考えず、闇雲に一日の勉強時間を使っている。非効率である。無駄である。
わしにも、難しいことが降りかかってくる。仕事のこと。研究のことなど。分からないことも多い。例えば、「地方議会で、議員を除名処分にした場合、なぜ軽く扱われるのか」「団体自治との関係は」など。この問題を解いている、判例や基本書はない。
わしは、朝起きて、頭がパッチリしている間に考える。何日も何日も、解き明かそうとする。昨日、やっと“これだ”という答えを見つけた。
司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 君の前に、難問が現れた場合、次のようにすると、よい。
(1)この問題が、司法試験・予備試験に出るものかを、自分なりに判定する。試験外の論点であれば、スキップする。試験内のことなら、徹底的に考える。試験に出るか、出ないかは、過去問を真面目に解いてくると、分かってくる。
(2)それでも、解決できない場合は、次の日の朝、再トライする。決して、午後からダラダラと考えない。
(3)早朝、限られた時間内で考えることを何日も繰り返す。そうすると、分かり出してくる。あるとき、“合格の神様”が登場して、手助けをしてくれることもある。
司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 考えることから、逃げない。理解もせずに、暗記に走らない。今日も、“自分の頭で考える”楽しい勉強をしよう。
なお、本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
さあ! “スコ───ン”と爆走を。絶対合格だ───。
【成川先生の合格語録】
「一日の前半の5時間を、大切にする」
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