司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! サッカーの第20回ワールドカップ・ブラジル大会で、このほど1次リーグC組の日本が、クイアバでコロンビアとの最終戦を行い、1-4で敗れた。日本は、2敗1分け、勝ち点1でC組最下位となった。これで、2大会連続で1次リーグ突破は、ならなかった。敗因は、多くの指摘できるが、そのうちの1つは、暑さ負けとスタミナ不足。各戦とも前半は、そこそこ戦ったが、後半は極端にスピード・ダウンした。このスタミナ不足については、司法試験・予備試験の本試験においても、心しなければいけない。
それでは、問題を出します。なお、次の設問は、昨日2014年7月1日(火)より発売になった「平成26年(2014年)単年版 司法試験・予備試験 短答 過去問集(スクール東京出版)」の中から出した。できたての単年版の短答過去問集は、「解答がシンプルで、考えさせるもの」と、早くも好評のご意見をいただいている。ありがとうございます。すぐに売り切れてしまうので、注意してください。
【設問】
衆議院解散の効力をめぐる争いは、本来、内閣と衆議院という両政治部門間の争いであり、議員歳費請求のように前提問題として解散の効力を争う場合であっても、その実質は機関訴訟というべきもので、裁判所は、原則として統治部門の自律的解決を尊重すべきである。
【注】
(1)この問題は、2014年(平成26年)予備試験(短答・憲法)11問ウだ。ハッキリした題意が、つかめない問題である。
(2)しかし、日ごろから基本知識を身につけておれば、正・誤の答えは出せる。本問では、答えの理由のうち一番、適確なものは何か、これは試験委員しか分からない。
(3)明日に示す解法を読み、自分なりに出題者の意図を推察してもらいたい。それ以上の検討は、いらない。
(4)この問題でも、そうだが、どんな設問に対しても、基本的アプローチをすれば、受験生としては十分である。それ以上の深い考察や周辺事項を調べる必要はない。
(5)なぜなら、司法試験・予備試験は、 ① 受験生に「基本知識を習得しているか」を尋ねている。 ② いたずらに、実務的すぎるものや学問的深みのあることが分かっているか、を問うものではない。
(6)それに、受験科目が7~8科目あるので、1科目だけに深入りすることは、合格ノウハウとして得策ではない。全科目に対して、「法実務家のタマゴとして、基本能力があればいい」。
さあ! この暑さの中での体力的スタミナ、基本に支えられた知的スタミナを両備されたい。“ドカーン”と行くぞ! 絶対合格だ!!
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Q:私は、3年ほど前に、成川先生の憲法の個別指導を受講して、今年の予備試験の短答式試験を合格した者です。後輩に、同じく予備試験の受験勉強をしている者がいます。短答の要領を得ず、なかなか成績が伸びません。憲法は、私が先生から習ったことを教えてあげられたのですが、他の科目は、教え方がよく分かりません。(埼玉県・HHさんの後輩)。
A:憲法以外の科目でしたら、「スクール東京」の“法律専門スタッフ”か、“若手弁護士の講師”が、担当します。やり方は、憲法で実践したように、“短答を、論文的に解く”です。短答式の1問1問を、徹底的に“理解”させます。今年も、「スクール東京」の個別指導や、少人数ゼミから、予備試験の短答式試験の合格者が、かなり出ました。後輩の方に、ご紹介ください。効果は、抜群です。
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