司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 合格者の話・合格体験記やコメントは、玉石混交である。試験やその周辺のことについて「~なるほどねえ」と思えることから「~まあ、ふざけたことを言って」まで、いろいろだ。特に、ラッキー合格者が、天下をとったように、言いたい放題なのは、どんなものか・・・。彼・彼女たちの話を聞いたり読んだりする君は、しっかりする。現在の君の実力と社会通念を基に、自分で判断してください。「いいことは、取り入れる」「いい加減なことは、無視する」。それが出来てこそ来年、確実合格が、できるのである。
では、昨日の答えを示します。
【解答】刑法No.2
<「刑の変更」の問題を解くにあたり,まず,どこに着目すべきか。>
まず、施行された新法が、旧法の(法定刑)を(軽く)するか、それとも、(重く)するか、に着目する。
【注】
(1)事例を素早く処理するには、事前の準備が物を言います。つまり、まず、事例のどこに着目すべきかを、あらかじめ決めておくということです。
(2)「刑の変更」にあたっては、まず、施行された新法の、法定刑に着目しましょう。旧法よりも「刑を軽くする」か「刑を重くする」かが、最初の分かれ目になるからです。
(3)現場思考でも、解けないことはありません。しかし、時間と集中力を無駄に浪費してしまい、他の問題にしわ寄せがきてしまいます。
(4)事例自体は、シンプルなものです。事前の準備のとおりに、ササッと処理することにしましょう。
【刑の変更を解く手順】
(1)施行された新法の、法定刑に着目。旧法よりも「刑を軽くする」か「刑を重くする」かを、確認します。※施行がない場合には、適用はありません。
(2)「刑を軽くする」→その時点で、新法○(適用あり)です。「犯罪後の法律によって刑の変更があったときは、その軽いものによる」からです(6条)。
(3)「刑を重くする」→「実行行為」に着目。いまだ行為が終了していないなら、新法○(適用あり)、終了してしまっていれば、新法×(適用無し)です(「犯罪後」とは,実行行為の終了時を意味する)。※監禁罪などの継続犯は、ここで検討します。
(4)カンタンです。「なんだ、そんなことか」と思われるかもしれません。しかし、多くの人が、その準備をせず、本番でつまずいています。非常にもったいないことです。
(5)ポイントは、処理の手順として押さえることです。現場思考に頼りすぎれば、時間と集中力を大きく削がれてしまう場合があるのです。
(6)処理の手順を押さえる癖をもてば、短答、特に刑事系では、とても強みになります。
(7)今のうちから、ちょっとずつ、良い癖をつけて、本試験でラクをしちゃいましょう!がんばってください!
▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! わしの狙い。司法試験・予備試験「7科目・パーフェクト合格ゼミ2015」を受講された人は、来年の論文合格できるように、プロデュースする。講師の先生方とわしは、手抜きをしない。受験生のみなさんも、司法試験まで、あと237日。予備試験まで、あと241日(司法試験・予備試験までのカウントダウンより)。しっかり、やりましょう。“スコ――ン”と行こう! 絶対合格だ!!
▼本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、ぜひ、ご覧ください。
▼本日も、ブログ記事を読んでいただき、ありがとうございました。少しでも、プラスになられた方は、ぜひ、以下のバナーをクリックしてください。
「クリック、ありがとうございます」。あなたの1クリックは、わしが記事を書く、大きな原動力となります。また、明朝4時に、「司法試験ブログ・予備試験ブログ」でお会いしましょう!
【成川先生の合格語録】
「“7科目・パーフェクト合格ゼミ2015”で、来年合格!」
【家族からのレター】 ※お悩みやご質問は、お気軽に「成川先生へのメール」まで。
Q:息子(23歳)が、予備試験の合格を目指しています。予備試験を経由しての司法試験合格は、最低でも2年はかかると聞きました。息子は、本試験に向けてどんな心構えで、勉強・日常生活を送ればいいでしょうか(北海道・KHさんの母)。
A:“合格だけを、考える生活”です。本試験から逆算して、必要なものを常に携帯し、最低限のことしかやらない、ということです。時間は、あっという間になくなります。試験は、1分・1秒を争う世界ですから、試験前からそのことを意識したいです。私が作った合格グッズに、「合格腕時計」というのがあります。本試験会場で、時間管理するために作りました。これを携帯して勉強をすれば、グッと試験へのリアリティが増します。
【成川先生へのメール】
「成川先生へのメール」を承っております。何でもお気軽に、メールをしてください!