今週も、また日曜日が来た。“プロフェッショナルな勉強法No.276”を、どうぞ。

▼「ビジネスで受身だと、難関試験にも対応できない！」。

勤め先の常務・先輩と、Ａさん（兼業受験生・女性・３２歳）は、早い夕食を交えながら、ビジネスの話し合いをすることになった。彼女は、メールで事前に、①参加の要請、②日時、③当日は、いったん会社に集まることを連絡されていた。食事場所は、知らされなかった。ところが、先方の店に移動中、足の速い男性２人とはぐれてしまった。さて、どうする・・・？

＜×：スべる人＞
（1）すぐ、感情的になる。「自分だけ、置いてきぼり」と、焦ったり、怒ったり。
（2）目的地を、探し出せない。
（3）勝手に勤務先に戻り、伝言もなく帰宅する。上司や先輩からの連絡も、一切、無視。
（4）予想外の事態に対応する力が、ない。このため、受験でも、連敗する。

＜〇：受かる人＞
（1）会食までに、正確な場所を調べておかなかったことを反省する。
（2）はぐれた時点で、上司・先輩に電話連絡する。つながらなければ、会社に状況を伝え、メンバーの居場所を探す。
（3）会合に間に合わないときは、帰社して指示を待つ。
（4）不意に起こる事柄にも、冷静に対処する能力をつける。臨機応変な言動ができると、試験にも合格しやすい。

＜合格ポイント＞
（1）会社から別の場所に移る程度のアクションができなければ、試験本番、未知の環境で解いたことのない問題を考えることは無理である。
（2）予定日までに、「足りない情報」を補う。
例：ミーティングの議題、予約された店の名前・住所・電話番号。
（3）当日には、自分で集めた情報に従って、主体的に動く。たとえ、途中でトラブルがあって、落ち着いて善処できる。
（4）最終的に、話し合いに参加するという目的が果たせなかった場合。
①関係者に、迷惑をかけたことをお詫びする。
（注）予約席が一席、無駄になったから。
②話し合いの中身を、聞く。
③迷惑をかけたことの挽回に、積極的な仕事ぶりを発揮する。
（注）「仕事の失敗は、仕事で返すしかない」。ふてくされたままだと、社内では、ますます不利な立場になる。

＜裏技＞
（1）著者の「期即連」の本を読む。①ビジネスでのポジティブな行動パターンが身に付き、②その相乗効果で受験にも役立つ。

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