今週も、また日曜日が来た。“プロフェッショナルな勉強法No.293”を、どうぞ。
▼「合格発表までに1カ月、旅行したいのだが…。!!」。
厳しい試験が終わった。合格が発表されるまでに数カ月ある。気分転換にプーケット島に行きたい。でも試験のことが心配だ。
<×:スべる人>
(1)「行きたい」「心配だ」「エーイ、行こう」「やはり、やめておこう」。こんな気持ちで数週間、費やす。
(2)思い切って、海外に行ったが、試験結果が気になって、思うようには楽しめない。
(3)受かるか滑るかハッキリしないので、今年はやめておこうか、とウジウジしている。
<〇:受かる人>
(1)「行く」「やめておく」をハッキリ決める。
(2)旅行した場合は、「勉強のことは、キッパリ忘れる」。「トコトン、リラックスする」。試験資料は、何ももって行かない。
(3)旅行を取りやめた場合は、海外レジャーのことは、忘れる。国内でリラックスしながら、不得意な勉強項目を学ぶ。
<合格ポイント>
(1)旧司法試験の時代は「発表までに海外レジャーなど大型旅行に出かけると、必ず落ちる」というのが、通説であった。現に、筆者の50年の経験では「大型旅行する人は、全員、滑っていた」
(2)一方、予備試験・司法試験の時代は、そんなに厳しく考える必要がなくなった。発表前の大型レジャーと合否との関係が、薄れてきている。受験生の好みに、まかせればよい。
(3)ただし、筆者としては「楽しい旅行は、合格後に」と思います。やはり、「古る~い人間なのだろうか」。
<裏技>
(1)経済的に余裕のある人は、「好きなようにする」。
(2)経済的に余裕のない人は、「合格前は大型レジャーはやらない。合格後、ドカーンと楽しむ」。
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