今回から、しばらく「技力」についてお話しします。
まず、今まで述べてきた体力・心力・考力との違いについて述べます。
前者の3つは、体の中にあるものです。これらが、外に現れると技力になります。
技力で一番大事なものは、「期即連」(きそくれん)です。
「期即連」とは、私が作った言葉で、人間社会で物事を達成するための、基本的なルールです。
「期」とは、計画を立て、あるいは期限を切ることです。
「即」とは、実行すること、即行、すぐやることです。
「連」とは、連絡すること、間違ったところを改善して、知らせることです。
別の言い方をすると、「計画・組織・改善」、英語でいえば、“plan do check”です。
“plan”は、計画することですから、いつまでに完成させるかが、ポイントになります。
“do”は、実行です。放置するようでは、意味がありません。
“check”は、連絡することでもあり、改善することにもつながります。
これらは、人間である限り、誰でもやっていることであり、物事がうまく行きます。最古の時代からあったでしょう。
試験でいうと、「期即連」ができれば、誰でも受かります。
しかしながら、多くの人はできません。人間は浅はかなのです。私が見た限り、良い部類の人でも、100のうち70ぐらいしか、できていません。通常の人は、10から30ぐらいの間です。本当は、きっちりやらないと、いけません。なぜ、できないかというと、世の中の考え方が甘いこと、つまり自分がいい仕事をして、社会に貢献する気持ちが乏しいからです。この意思がないと、期即連は出来ません。
仮に乏しくても、よくしていく気持ちが大事です。
だから技力としては、「期即連」が必要です。社会を構成する1つのやり方だからです。
神様は、優秀な人をたくさん作っていません。優秀な人はできますが、そうでなければできません。だから、コンピュータやロボットが生み出したのだと、思います。
相手を認めたり、社会に貢献することができればできるほど、“plan do check”もできるのです。
“パッパラパー”では、できません。自分のことで精いっぱいだからです。頑張りたくない、と思っている人もできません。
話を受験勉強に戻します。試験というのは、誰でも目指した時に通ります。期限を切って「今日はここまでやる」と計画し、即行して、出来なかったところは反省ノートに書く、ということをやれば、すぐ受かります。これができない人は、社会をよく分かっていない、もしくは、「努力はしたくないが、収入は欲しい。合格したい」怠け者、よこしまな人、横着な人です。
「期即連」は、試験勉強だけでなく、スポーツや経営、人間関係でも必要です。だから、ぜひとも習得してください。
それで行くぞ!
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