新司法試験・予備試験の合格を決める君たちと勉強していて、口癖のように言っていることがある。それは、「短答(択一)を論文的に解く」ということ。数年前に、わしが創った言葉である。最近では、受験生の中で広まっている。
ここで、この言葉の意味・意義を述べよう。
① 新司法試験・予備試験の合格に必要な知識は、「短答(択一)」で勉強する程度で十分である。
② 「論文」では、出題文と「短答(択一)」の基礎知識を調整して、解けばよい。そのとき、題意を読みとりながら、問題文の適応部分を抜き出し、個別具体的に論述するのである。
これは、いわば、法的な編集作業である。「短答(択一)」では、基礎知識に基づいて論点を抜き出す(編集する)。
③ 「論文」では、基礎知識に基づいて記述する(編集する)。当局が受験生に対して、法的な素養があるかどうかを択一式で出題するのが「短答式試験」。記述式で出題するのが「論文式試験」である。根本は、法的素養のチェックという点では同じ。
④ したがって、新司法試験・予備試験の「短答(択一)は、3行の「論文」の試験とみなしてよい。だから、「短答(択一)を論文的に解く」ことが求められる。
その際、暗記ではなく、理解に基づいて正解肢を選択すればよい。
時間があれば、短答(択一)の肢の解答を、文章で書くことを勧める。そうすると、基礎知識と編集作業(論点出し、記述)の両方が、レベル・アップする。これは、もう立派な論文試験である。
なお、本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、新司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
新司法試験・予備試験の合格を決める君よ! 今日も、コツコツやる。「さあ、行くぞ」───。
【成川先生の合格語録】
「短答(択一)を論文的に解く」
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