「自己中」(じこちゅう)とは、自己中心的のことを意味する。自分のことをまず、第一に考える人のことである。私が指導している受験生の中にも、たまにこのタイプの学生がいる。
B君(20)は、超1流高校を卒業し、都内の大学に在学している。大学もトップレベル校である。確かに、彼は賢い。勉強はよくできる。理解力もある。今年、「合格」できると思う。
しかし、彼と話していると、「この子は、利己主義的な子だな」と感じることがたくさんある。自分のプラスのことばかり、考えている。「協調」する姿勢を感じない。
学力があっても、ちょっとそれではいかんだろうと思う。勉強ができるだけでは、世の中、渡れない。「合格」しても、法曹として、生きていくには、人としての「バランス」が必要である。
弁護士になるにしろ、検察官になるにしろ、裁判官になるにしろ、職務の対象になるのは、他人である。自分ではない。
専門家として、法律、判例やその適用の仕方に詳しくなるのは二次的な事柄であって、本質的には、他人のことを理解し、社会の中での在り方を考えねばならない。
人間、誰しも「自己中」で、利己主義であるが、それだけではダメなのだ。自分以外のところで力を発揮できるかどうか、そこに、社会的な動物の本領がかかっている。
まだ、20歳のB君。もう、20歳である。私は、勉強が優秀な彼に、いい実務家になって欲しいと願っている。いい仕事をして、社会に貢献できる人になれるはずだと思っている。
他の人の気持ちが理解できる人になって、行け!絶対合格!!
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