私が予備試験の「個別指導」をさせていただいているDさん(45)は、地方銀行のバンカーマンだ。先日、彼がこのようなことを話してくれた。
「成川先生、銀行員になって22年になります。会社っていうところは、不合理の世界です。白でも上司が黒と言えば黒になります。一方、試験の世界は合理の世界です。正しいものは正しい。しかし、不合理な世界が長い分、どうしてもその思考がしみついてしまっていて邪魔します。受験脳になかなかなれないのです」。
「なるほど、なるほど・・・」彼の気持ち(悩み)が分かるのだ。
とは言っても、「合格」するために勉強しているのだから、時間はかかっても、一緒に受験脳にして、法曹になる夢を叶えよう!!
今年、予備試験短答式試験に彼は合格した。次は、論文試験だ。絶対合格だ!!
社会人受験生の中には、Dさんのような悩みを抱えていらっしゃる方も多い。世間の荒波にもまれた社会人としての経験が、素直な受験勉強の妨げになることがあるのだ。
加えて、その人なりの主観や価値観が強く前に出過ぎると、学習過程の様々な場面で、勝手な思い込み、曲解や躓きの原因ともなる。
社会人としての経験がほぼない大学生が、予備試験で圧倒的な強さを示すのも、その辺りのことが関係している。
Dさんが言うところの「受験脳」にパッと切り替えることができるかどうか。兼業でチャレンジしている方々にとっては、非常に重要なポイントになってきます。
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