新司法試験・予備試験の合格を決める受験生から、面談や電話で、「ことしの受験のショックで、勉強に手がつかない」「これからの仕事のこと、家庭のことなどが頭から離れない」等の相談が、このところ続く。彼・彼女らは、まだ勉強を始めていないという。
これは、大変な驚きである。1つ2つ例を挙げよう。
① 君が、サラリーマン・OLであって、年に1回のプロジェクトに参加したとしよう。かなり前からプロジェクトのための準備をする。そして、当日、無事、終了した。さて、その翌日から君は仕事をせず、君の頭の中は、「ボカー」と1~3か月強の期間を過ごすとしよう。同じようなことが、受験界にあったという。その場合、君の頭の中は、[新司法試験・予備試験=趣味としての試験(趣味組)]となっている。つまり、生活が、かかっていないのである。君にとって、新司法試験・予備試験は、単なる学生時代の中間試験・期末試験並みなのである。
しかし、もう1人の君は、そんなことを思っていない。次のように考える。
[新司法試験・予備試験=仕事としての試験(仕事組)]
試験という仕事を完了(合格)して、次の法曹としての仕事を始めるのである。
───新司法試験・予備試験を、「趣味」とみなすか、「仕事」とみなすか、それは、君の人生観による。ただし、「趣味」では、ほとんど受からない。「仕事」では、受からなければいけない。
② スポーツの世界だって同じだ。例えば、高校野球。夏の甲子園に出場するために都道府県予選に出たが、敗戦。さて、君の野球チームは、翌日から野球を離れ、数か月、経ってから練習を再開するのか。高校野球のすべてのチームは、翌日から「来年こそは」と猛練習するはずである。
受験中の君が「趣味組」なら、高校球児よりも頭のレベルが低いことになる。
───新司法試験・予備試験の合格を決める君は、法曹という職業としてプロフェッショナルになるために生まれてきたのだ。「仕事組」なのだから、試験が終わったからといって、仕事を離れてはいけない。一方、「趣味組」が法曹の業界に入ってきては、先輩たちに失礼だ。
なお、本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、新司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
新司法試験・予備試験の合格を決める「仕事組」の君よ! さあ、今日も行くぞ───。
【成川先生の合格語録】
「趣味的な勉強なら、やめる」
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