今週も、また日曜日が来た。“プロフェッショナルな勉強法No.270”を、どうぞ。
▼「成績が上がらない場合は、「自分がどこかおかしい」と気づく!」。
受験生Aさんに、2回目の試験の成績表が、返ってきた。この1~2年、一生懸命、勉強をしてきたつもりだった。現状維持なら、まだいい。前回より、成績が下がるって、どういうこと・・・?
<×:スべる人>
(1)個々の試験結果を見て、成績が良ければ満足する。悪ければ、一時的に気持ちが落ち込んで、終わる。
(2)試験問題の復習を、しない。
(3)何の戦略・戦術もないまま、次の本試験を受ける。当然、成績は上がってこない。
<〇:受かる人>
(1)今回の結果を見て、「勉強の仕方を工夫してこなかった」と猛反省。「これでは、目指す目標に、一生届かない」と真剣に考えるようになった。
(2)2回目の試験問題を、もう一度見直す。
(3)次の本試験は、成績が伸び、合格できた。
<合格ポイント>
(1)1年以上、受験勉強を続けるのに、成績が上がらない場合は、「自分の勉強の仕方が、どこかおかしい」と気づくこと。
(2)試験の成績が下がるのは、前回の試験問題の、見直しが十分でないことが原因である。復習の仕方は、以下のとおり。
①全く解けなかった問題:ほかの受験生もできなかった場合は、捨ててもよい。そうでない場合は、最後まで解けるように、練習する。
②途中まで解けた問題:スタートで間違ったのか、途中経過で間違ったのか、原因を探す。
③最後まで解けた問題:たとえ高評価がついていても、もっと早く、正確に解ける工夫はできないのか、考える。
(注)「前回の問題は、次の試験に絶対に出ない」と、復習をしない人もいる。しかし、「本試験は、実戦形式の答案練習」であるから、見直すべきである。
(3)「ストック」「失敗ノート」をつける。1回目から2回目の試験の間に改善・工夫したことは、3回目を受験するころには、数ヶ月が経つため、完全に忘れている。どんなに記憶力に自信がある人でも、抜けるものである。
(4)試験の前には「ストック」「失敗ノート」を見直し、その上にまた改善を積んで行く。これを、「階段型の勉強」という。
<裏技>
(1)賢い受験生は、1回目を受験する前から、改善の努力をしている。「先手・必勝」である。
(2)改善する作業は、ときにはつらい思考作業である。しかし、実力は改善の上にしか、積みあがらないのである。
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