今週も、また日曜日が来た。“プロフェッショナルな勉強法No.275”を、どうぞ。
▼「ピンぼけの会話をする受験生は、ペーパー試験でも落ちてしまう!」。
A君とBさんは、同じ勉強グループの仲間。今回の検討会でやる小テストを、用意する担当になっていた。ゼミが始まる10分前に、リーダーから、「今日の問題と解答用紙が3人分、準備できていないよ」と注意された。さて、2人の反応は・・・?
<×:スべる人>
(1)「あなたは、準備しなくていい」とはっきり言われたわけではないのに、「え? だって、聞いてないですよ」「今日は、私の当番では、ありません」と、反論する。
(2)相手の意図を推し量ることができず、コミュニケーションが順調に進まないことがよくある。
(3)小テストでは、いつもポイントを外した答えをする。
(4)本試験の短答(マーク・シート)や論文(記述)で、結果が出ない。
<〇:受かる人>
(1)「用意してない」と聞いた瞬間、「申し訳ありません」「すぐに準備します」と言って、コピー機の方に走っていく。
(2)普段から人の言うことが正しく理解でき、応答もスムーズにできる。
(3)小テストでは、題意に沿った解答を出せる。
(4)本番の短答(マーク・シート)や論文(記述)も、間もなく受かる。
<合格ポイント>
(1)対話で、求められた回答と違うことを答えてしまう人は、筆記テストでも、題意から離れたことを書きがちである。「口(言葉)がダメなら、手(書くこと)もダメ」という習性である。理由は、こうである。
(2)会話では、一方が述べた言葉を、①耳で聞き、②脳で判断して、③口を動かし対応する。他方、ペーパー・テストでは、紙に書かれた問題を、①’目で読んで、②’脳で処理して、③’手に持ったペンを動かす。いずれのプロセスも、脳での分別(②’)が起点となっている。外からの情報を正しく認知できない(①→②)と、相手の言うことに対して的確に反応できない(②→③)。同様に、紙上の問題文を読んでも(①’→②’)、要求された内容を書けない(②’→③’)のである。
(3)A君は、注意をされてすぐに言い返す癖を治さないと、試験にも永遠に合格できない。それが嫌なら、対話できちんと聞き取り、応答する習慣を、「これでもか」と、脳に刷り込む。それが済んでから、問題を読んで書く練習に移るよう、勧める。
(4)どうしても、会話のピンボケが治らない場合。まず、脳の中に溜まった心配事やイライラなどを、全部吐き出す。日記などに、書き出してみる。それでも解消しない場合、カウンセリングを受け、第三者に聞いてもらう。
<裏技>
(1)自分の発言内容を、ICレコーダーなどに録音し、後で聞き返してみる。相手の質問に、客観的に答えられているかどうか、非常によく分かる。一人でもできる方法だから、やるとよい。
(2)筆者の「トータル・マネジメント」を受講する。口での反応が正しくできるように、トレーニングします。
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