▼相談に来た大学4年生のA君(23)は、今までの勉強方法を反省し出した。話の途中で、涙ぐむ。
予備校に通っていたが、闇雲に「覚えて!分からなくてもいいから、まず覚えて…」と講師からたたき込まれたという。
しかし、「9科目もあるのに、とても、暗記し切れない」。毎日が、苦しかったという。でも、「どうもおかしい」と悩み、私のところにやってきた。指導の内容は、暗記中心や分厚い本・長文の文章の丸暗記だったという。
理解して、進まないと、身にならないだろうに。そこで、合格のノウハウを、ゆっくり話した後、私のコーヒーを飲んでもらった。「アッ!」。この味、いつもとのまったく違う。彼がすぐ心のうちを、紙にかいてくれた。それが、次のようなもの。
「今まで飲んだコーヒーの中で、1番おいしかったです!!」
「味が深い」
「色が濃い」
「飲みやすい」
「水がおいしい」
試験の本質の話を聞き、生まれて初めての味のコーヒーを飲んだA君。急に目から、涙が流れ出した・・・。
「コーヒーの味と、先生のお話。今までのボクは、間違っていました。これから、なにごとにおいても正しい内容をつかむ人間になりたいです」
「今まで、変な情報に惑わされて放しでした」
▼そう、あなた。
「今から、長い人生、本当のものを見つけて、進んでくださいネ。そして、世の中のために、貢献してほしいです」
「まずは、予備試験から・・・」
「だいじょうぶです。今の涙が出る限り、あなたは正しい道に向かっています」
「ガンバッテ!社会が味方してくれますよ!」
涙で、絶対合格!!
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