【令和6年司法試験 論文式試験初日】
令和6年7月10日(水)
【令和6年予備試験 短答式試験】
令和6年7月14日(日)
カウントダウンは、こちらのページです。
桜が各地で開花しております。日ごとに、気温も上がっています。
令和6年司法試験の出願期間も過ぎ、ギアチェンジ…と思っている方もおられるでしょう。
ところで皆さん、勉強(という行動)を数値化し、評価できていますか?
「昨日は、3時間」「今日は、8時間」という具合に、勉強時間数を管理するお話は、割とたくさんの受験生の方から伺っています。
それは、受験「過程」の視点。受験「結果」の数値化は、どうでしょう…?
点数が低いと、成績表など見たくもない気持ちになりますが、短答成績表には、受験生の思考傾向・適正から集中力・持続力など、豊富な情報が含まれることに、お気づきでしょうか。
スクール東京は、「短答過去問アレンジ答練」の成績表を毎回、一人ひとりデータ分析をしてお返ししています。
受験者母集団は少数ですが、①当回の科目得点のレーダーチャート(予備試験のみ)、②各回の科目得点の推移グラフ、③合計点の推移グラフを作り、気づいたことをコメントしております。以下では、予備試験受験生(Aさん・答練1年目/Bさん・答練2年目・/Cさん・答練1年目/Dさん・答練1年目)のデータをサンプルに、少しご説明しましょう。
【科目得点のレーダーチャート】
↑青色の多角形をご覧ください。Aさんは、第7回短答答練でこういう形になりました。
刑法・刑事訴訟法が全体平均を上回っています。刑事系は、公法系や民事系と比較すると、基礎知識量が少なめで、知識の連関力を問われる、論理性の強い科目です。思考傾向として、論理に秀でていることが分かります。この論理力を、公法系や民事系にも流用することを勧めます。
↑Bさんはこういう形になりました。多角形は、それほど崩れた印象はないですが、民法が平均を下回っています。民法は短答本試験で最初に取り組む科目です。転ぶと、短答の全体の結果が厳しいものになりがちなので、要注意。Bさんに特化すると、民法以外がすべて平均を上回り、法学全体の基礎知識量があると分かります。民法だけ低いのは理屈が合わない。苦手意識など、精神的な影響があった可能性があります。
【各回の科目得点の推移グラフ】
↑縦軸は点数、横軸は回数(時間軸)です。Cさんは、第1回から第7回まで、欠かさずマークシートを提出しデータが豊富です。第1回~3回までは、各科目の点差はそれほど開いていませんが、第4回~5回では、科目ごとの点差が開いています。刑法・憲法の落ち込みが原因しています。(ある種の)中だるみとも言える状態で、何系科目に弱さが出るのか。Cさんの場合、刑法ということで、短答問題を思考する努力、論理性を強化する。刑法は、思考方法をつかめば点が安定するので、対応する優先順位は高いでしょう。憲法は上3法の一つで、周りの受験生も対策してくるので、点差を付けられないよう、復習することを勧めます。
【合計点の推移グラフ】
↑Cさんの合計点は、全体としては高めですが、第1回~7回までで、緩やかに下降しています。6回で何とか持ち直そうともがいた痕がありますが、グラフがこの形状をたどると、本試験結果は厳しくなりがちです。モチベーション維持・勉強方法で悩んでおられたかもしれません。こういった方には、カウンセリングや短答フォローゼミを勧めます。
↑こちらは、Dさんの合計点の推移です。合計10回のアレンジ答練で、合計点が緩やかに右肩に上がっています。短答答練の期間は約半年で、その中でうまくモチベーションをコントロールできたといえるでしょう。Dさんは、アレンジ答練を受けた年、予備試験短答を合格され、2か月後の論文式試験に挑戦されました。
いかがでしょうか…?短答答練の成績表は、受験生が自分を知り、勉強の方向性を修正する、重要な情報にあふれています。「今回はよかった」「悪かった」で片づけるのはもったいない。短答答練を受けたら、ぜひ、今回のブログを参考に、解析を加えてみてはいかがでしょう。敵を知り、己をしれば、100戦危うからず…!
絶対合格!!
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▼「成川豊彦日記」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、ぜひ、ご覧ください。
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