司法試験・予備試験の合格を、決める君よ!司法試験の合格発表があった。毎年だが、笑った人、泣いた人、それぞれだ。来年、合格する人のために、素朴な詩人、宮沢賢治の思いを伝えたい。
<宮沢賢治の言葉(1)> 「一つずつの小さな現在が、続いているだけである」 |
▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ!この人生、結局は、小さな今日のプロセスに過ぎない。わしのいう“一瞬一命”である。君の淡々とした一日を、大切に使ってください。そうすれば、次は、君の番だ。
では、民法の問題を出します。
民法【問題】No.55
下記の事例を読み、[設問]に答えなさい。
Aは、連日に及ぶ遊興や飲食に多額の費用を投じた結果、反射的に生活が圧迫されるに至ったため、知人で遊興仲間のBに、50万円を貸してくれるよう頼み込んだ。その際、Bが連帯保証人を立てるよう求めたので、AはCに連帯保証人となることを依頼し、Cは、これに同意した。
その後の平成26年1月27日、AはBから50万円を借り受け、CがAの債務を連帯保証する旨の契約書がA、B及びCの3人の間で作成された。当該契約書では、返済期日を平成27年3月29日、50万円は、平成26年5月17日に、BからAに交付されることになっていた。
ところが、BはAに50万円を貸すのが惜しくなり、平成26年5月17日の経過後も、Aに50万円を交付しなかった。また、そのことは、Cに知らされなかった。
平成27年4月1日、Bは、Cに対し、平成26年1月27日付契約書があることを奇貨として、C に連帯保証債務の履行を請求した。Cが、事情を確かめるためAに問い合わせたところ、Aは、B以外にも複数の者から借金を重ねていたため、Bからも50万円を借りて返済していないままと勘違いし、「まだBに支払っていなかった。僕にはBに50万円を返済できるだけの資力がないのだ。君、すまないがBに支払っておいてくれ給えよ。」と答えた。Cは、「仕方がないな。自分が連帯保証債務の履行をする。」とAに伝え、平成27年4月4日、CはBに対し、連帯保証債務の履行として、50万円を支払った。
[設問]
Cは、Aに対して50万円の支払を請求することができるか。Cの請求の根拠とその当否を論じなさい。なお、不法行為に基づく請求は、検討を要しない。また利息に関する問題は生じないものとする。
[留意点等]
やや長い事例問題である。事実関係とCの請求を正確に把握し、どの条文を使ってCの請求を実現させればよいかを意識しよう。論点を探そうとするのではなく、Cの請求に沿った条文を探すことが大切である。
▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ!一日一日を大切にできるかどうかで、人間の価値が決まる。例えば、合格するのなら、「体系別・短答過去問集」、「試験委員コメント集」(リンク)など、基本となる素材を、コツコツ、つぶして行けば、いいだけである。その際、連敗者は、「今日、ひとつでも改善できる点は、ないか」と自己チェックする。
さあ!今日も、面白く”爆勉”しよう!行け!絶対合格!!
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