【令和7年予備試験 論文式試験日】
令和7年9月6日(土),7日(日)
【令和7年司法試験 最終合格発表】
令和7年11月12日(水)
令和7年カウントダウンは,こちらのページです。
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いつも,読んでくださりありがとうございます。ようやく,過ごしやすい季節になりました。気温35度付近の猛暑日は,62日数えられ,秋分の日の少し前に終息したとみられます。
先日21日,スク東先生の勉強会で,本格的に地学を取り上げました。
アンケートを取ると,「聞きなれず激ムズと思ったけど,説明は分かりやすかった。勉強すれば何とかなる気がした」「以前,ニュージーランドに旅行したとき,排水管に吸い込まれる水の渦巻きが日本と逆で,ずっと不思議に思っていた。今日,コリオリの力を習って,その理由が分かった」などの感想をいただきました。
改めて,来年,令和8年の短答の目標点と戦略を確認します。
一般教養科目:目標30点/60点。
理由:
1.一般教養の得点が高いと,予備試験短答試験を通過できる確率が上がる。20問中,10問正解を目指す。6問は他科目で取り,残り4問をどう取るか。
2.司法試験予備試験は文化系の試験。一般教養科目の中でも,文系科目は難易度が高い。一方,理系科目は選択者が少ない影響から,簡単な問題が散見される。
3.中でも,地学・経済学は,物理数学などと比較して,初めて勉強する場合でも,入りやすい。1分野3問の出題中,2問正解(6点得点)を目指す。
方針:
・法律と同じように,基本的な用語の意味を確認しながら,進める。
・分野とポイントを絞って,対策する。
今日は,予備試験_短答_地学_太陽系と黒点運動について勉強しましょう。太陽の黒点運動も,頻出です。
取り上げるのは,平成26年第30問です。地学は,平成中ごろまで比較的解きやすく,基本事項の確認に有効です。
問題:太陽系に関する次のアからエまでの各記述について,正誤の組合せを,後記1から5までの中から選びなさい。
ア.太陽の黒点数は20世紀を通して,11年周期が明瞭であったが,21世紀に入ってから,極小期が長引き,小氷期以来の周期の長期化が起こるのではないかと注目されている。
イ.水星は太陽に近い惑星であるため,地球からの観察が難しかったが,人工探査機を用いた測定によって,天体の特性に関する研究が進展することが期待されている。
ウ.ケプラーの第2法則によると,一定時間内に惑星の公転軌道と太陽とのなす面積が常に一定になるので,近日点付近では惑星の移動速度が比較的速くなる。
エ.2013年2月にロシアに落下した隕石は,大気圏内を進行中に大部分は分散したが,その際に生じた衝撃波によって,窓ガラスが破損するなどの被害が発生した。
1.ア 正 イ 正 ウ 正 エ 正
2.ア 正 イ 正 ウ 正 エ 誤
3.ア 正 イ 正 ウ 誤 エ 正
4.ア 正 イ 誤 ウ 正 エ 正
5.ア 誤 イ 正 ウ 正 エ 正
正解:1
肢1:正しい。
(1)太陽の表面に現れる黒点の数は,周期的に変動する。黒点の数が極大になる時期を「太陽活動極大期」,極小になる時期を「太陽活動極小期」という。黒点数が極小から再び極小になるまでを一周期と数える。肢の通り,20世紀を通して,ほぼ「11年周期」である。
(2)21世紀に入ってから,極小期が長引き,小氷期以来の周期の長期化が起こるのではないかと注目されている。
(注1)黒点運動の仕組み
黒点は,磁力線が太陽の表面に飛び出し,再び戻る現象である。磁力線は,初めは南北に,束になって貫いている。太陽の自転速度は赤道付近で速く,高緯度になると遅いので,磁力線は自転運動に引っ張られ東西方向に巻き付く。次第に,磁力線の束は密になり,一部が表面から飛び出し,再び戻るようになる。磁力線の束がたくさん飛び出すと,黒点数は増え,太陽運動は活発といえる。
(注2)太陽の黒点運動について,〔予備平24-28(エ)〕,〔予備平30-28-イ〕参照。
肢2:正しい。
肢の通り,水星は太陽に近い惑星であるため,地球からの観察が難しかったが,人工探査機を用いた測定によって,天体の特性に関する研究が進展することが期待されている。。
(注)図解
肢3:正しい。
(1)ケプラーの第2法則によると,一定時間内に惑星の公転軌道と太陽とのなす面積が常に一定になる。したがって,近日点付近では惑星の移動速度が比較的速くなる。
(2)ケプラーの第2法則の図解
肢4:正しい。
2013年2月にロシアに落下した隕石は,大気圏内を進行中に大部分は分散したが,その際に生じた衝撃波によって,窓ガラスが破損するなどの被害が発生した。
(注)2013年2月15日,ロシア連邦ウラル地方のチェリャビンスク州上空より落下した。大気圏突入前の直径は約17メートル,重さは約1万トン,秒速約18キロメートルと推定される。
今回,このブログを書いていて,太陽の黒点運動のメカニズムと,黒点数と太陽運動の活発化の関係が勉強になりました。自然界は,まだまだ知らないことがあって,大変面白いですね!
絶対合格!!
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